とりあえず3年働けって本当?
よく聞くはなし
学生から社会人になって間もない時、会社のお偉いさんが、こう言った。
「何があっても3年は働け。」
やる気に満ち溢れている新入社員は、何の疑いもなく「はい、もちろんです。辞める気なんてさらさらありません。」と思うわけだが、呪文のように唱えられるこの言葉の意味を真剣に考えたことはあるだろうか。
なぜ "3年" なのか
マラソンに例えると、3年働いてやっと、コースの全体像がどうで、どこが難所で、どんな準備が必要かわかる。4年目からが本番、ゴールに向かってよーいドン!といったところだろうか。
たしかに、一理ある。会社というのは上に行けば行くほど見える景色が違うし、仕事の面白さなるものを見出せるようになるらしい。
ただし、転職を考える第二新卒層が知っておくべきことがある。
大幅なキャリアチェンジは、早いほうがいい
なぜ早いほうがいいのか?
例えば金融機関の営業からメーカーのマーケティングに転職したい、IT企業の営業からコンサルに転職したい場合など。
異なる業界×異なる職種への転職は、年を取れば取るほど難しくなる。経験者採用は、前職の経験がカギになるからだ。
その点、第二新卒は経験よりもポテンシャルを見られている。よって、転職理由が明確で、新卒時の就活の軸と一貫性があれば異なる業界×異なる職種への転職も叶いやすい。大幅なキャリアチェンジを考えている人には、今の会社の色が付く前に転職することをおすすめしたい。
まとめ